自動運転車は安全なの?事故の責任は?

自動運転車は安全なの?事故の責任は?

2023年11月17日 オフ 投稿者: 田中

最近、何かと話題になっている自動運転車について、考えてみたいと思います。

自動運転車の技術は日々発達しており、車とドライバーたちの未来はがどう変わっていくのでしょうか。
今回は「自動運転車は安全なの?」「自動運転車で事故を起こしたら、誰の責任になるの?」という疑問に目を向けてみたいと思います。

自動運転車が気になっている方や、自動運転車が欲しいと思っている方は、是非チェックしてください。

自動運転車は安全?事故は起きないの?

「自動運転車がもっと早く普及していたら、多くの命が救われたはず」自動運転車の開発に熱心なメーカー担当者からは、このようなこのような声が聞かれます。

何もない道路であれば、比較的安全に走行できると考えられています。しかし子どもや動物は、急に飛び出してきます。また死角から自転車が出てくる可能性もゼロではありません。こういったあらゆる可能性を想定し、ふさわしい対応ができるのか、その点はまだわからないことがありますね。

さらに覚えておきたい点として、「自動運転の技術が高いからといって、安全性も高くなるわけではない」ということです。技術力と安全は必ずしも比例するわけではありません。

自動運転車で事故を起こしたら、誰の責任になるの?

さて、自動の技術と安全性は、必ずしも比例しないことを知ったわけですが、万が一自動運転車で事故を起こした場合、その責任はドライバーにあるのでしょうか?

それとも自動車メーカーの責任になるのでしょうか?

安全運転支援システム(レベル1)や准自動走行システム(レベル2)が搭載された自動車を運転していた場合、運転はドライバーが行うので、当然にドライバーが責任を負うことになります。

その一方で、准自動走行システム(レベル3)は少し状況が変わります。一定の条件下ではシステムが運転操作を行いますが、条件を外れた場合にはドライバーが運転を行います。さらに自動運転の継続が困難と判断した場合にも、ドライバーが運転することになり、ドライバーとメーカー両方の責任が問われます。ドライバーの責任がどこまで問われるのか、まだわかりません。これからも注目していきたい点です。

さらにレベル4の完全自動走行システムは、ドライバーの存在を前提としないものの、車の所有者はソフトウエアのアップデートなどをおこなわなくてはならず、責任がゼロになることはありません。

自動運転車の場合、ハッキング等のおそれも懸念されますので、ハッキングによって事故が起きた場合にはどうするのか、こちらも課題と言えそうです。

自動運転車の今後の課題

自動運転車には、今後克服しなければならない課題が多くあります。以下では、その一部を紹介していきます。

1.自動運転車と人間が運転する車の混在

今後、完全自動走行の車が普及したとしても、しばらくは自動運転車とそうでない車が道路上で混在します。

結果として、思いもよらなかった事故やトラブルの可能性もあります。
1つの例ですが、制限速度を守って走っている自動運転車が原因となり、渋滞になってしまったこともあります。

2.技術上の問題

自動運転をする場合、道路の車線は不可欠です。もし薄くなっている場合、車両のセンサーで読み取ることができず走ることができません。

そうならないように社会インフラを整備する必要があります。自動運転車の実用化とともに、薄くなってしまった道路の車線でも読み取れるような技術も求められるでしょう。

そして先ほども少し触れましたが、ハッキングのリスクも無視できません。ハッキングが出来ないように対策が必要ですが、どのように対策を進めるのか注目していきたいと思います。

おわりに

自動運転車の普及は、高齢者による交通事故問題を解消する手段として注目されています。

さらには公共交通機関の恩恵を受けられない地域で、新たな交通手段になるのではと、色々と期待されています。

自動運転車を正しく便利に使うためにも、安全運転への意識は不可欠ですね。まだまだ分からない点もあるので、今後新たに分かることがあれば、またこのブログでご紹介できればと思います。本日もご訪問ありがとうございました。