士業による無料相談会の活用方法
あと2ヶ月弱で2022年が終わります。時間が経つのは本当に速いですね。
さて今回は、各士業の実施している、無料相談会の活用方法をお伝えしたいと思います。
転ばぬ先の杖と言いますが、困ったことや相談したいことができてから行政書士や弁護士を探すのは大変です。
問題が起きる前に、前もって相談できる機会を知っていれば、何かと安心ではないでしょうか。
私自身、何回かこういった相談会にも参加していますが、「緊急の問題が起きたわけではないけど、何かあった時のために相談先を知っておきたい」という方が大勢いらっしゃいました。
今回はそんな、ぜひ活用していただきたい相談会についてのお話です。
「行政書士会」「弁護士会」の情報を活用しよう
「行政書士会」「弁護士会」という名前をお聞きになったことはあるでしょうか?
「弁護士会はあるけど、行政書士会は知らない」という方がほとんどかもしれませんね。
行政書士会はその名の通り、行政書士により作られている団体です。各都道府県に一つずつ置かれていますが、多くの場合無料相談サービスがございます。
弁護士会も弁護士による組織ですが、各弁護士会によって相談会のスタイルは異なります。弁護士会は有料相談会も多く設けていますので、有料・無料は最初に確認しましょう。
例えば東京都行政書士会では、区役所の区民コーナー等を使用して、予約不要の相談会を実施しています。
一方で千葉県行政書士会は電話相談を実施しており、希望する場合には電話で問い合わせることになっています。このように隣同士でもかなり違いがあるので、まずは各行政書士会や弁護士会のホームページを見ることをおすすめします。
それぞれの地域ごとにルールが異なるので、もしホームページを見てもわからない場合には、該当する都道府県の行政書士会へ電話等で日程を確認されるのがベストでしょう。
無料相談会ではできないこと
今回は行政書士会や弁護士会で行っている、無料相談会について紹介させていただきました。
しかし、1点お気をつけください。
問題の多くは、無料相談会のみで解決するわけではありません>。あくまで相談会が無料であるという意味で、実際に業務を依頼することになれば、どうしても料金が発生します。
相談の多くは資料等を取り寄せて精査し、そのうえで解決策を見つけなければいけないものも多いので、相談会だけでは対応が難しいのです。
「相談会に色々通って、タダ同然で出来たよ」ということはまず不可能なので、金額について不安に感じる場合には、早めに見積りをもらうようにしましょう。