交通事故実例③ 自転車がまさか凶器になるなんて
古くからの友人から、久々の電話をもらったのですが、話の内容にびっくり!なんと友人のお父様が自転車事故を起こされたというお話でした。
「自転車も車両です」
「自転車も加害者になることがあります」
という話は、今まで何度も耳にしています。そして、私自身も他の方にそういう話をしてきました。
さらに事故を起こされたお父様、普段はとても慎重な方です。決して危ない運転をするような方ではありません。
すぐに救急車を呼び、警察にも連絡し、その上でできるだけの対応をするとのことでした。
相手のケガが打撲で済んだと聞いて、少しほっとしました。幸い加入していた自転車保険には、弁護士特約がついていましたので、何かあったらそれを使うことができるとのこと。使わずにすめば、それが1番良いと思います。
原因は夕暮れ時の無灯火
さてどうして事故になったのか、少しお聞きしました。午後3時頃、自転車で買い物に出かけたお父様。5時半頃に帰ることにしたそうですが、ライトをつけなかったとのこと。>外は少し薄く暗くなっていたものの、視界はよく見えるし、まだライトはいらないと判断したそうです。
この判断がまずかった。あとで考えると、影になっている場所では、物が見にくかったとのこと。物陰から勢いよく出てきた人に気がつくのが遅れ、ぶつかってしまったそうです。
気がついてブレーキをかけたのですが、止まる前にぶつかってしまいました。
ライトをつけていれば、人がいることに気づけたかもしれません。
自転車も凶器になりうる
今回の事故では、最初からあまりスピードを出していなかったこと、坂道などではなく平坦な道だったこと、そして気がついてすぐにブレーキをかけたことによって、比較的軽い事故で済みました。
比較的軽いと書いたのは、ぶつかった人が亡くなったり、骨折したりすることがなかったという意味です。
それでも打撲の様子がどんなものか、後遺症がなく治るものなのか、そのあたりは時間が経ってみないとなんとも言えません。
自転車も凶器になる。まさにそのことを目の当たりにした気がします。
そして最近では、電動アシスト付き自転車を使う方も多いと思いますが、電動アシスト付き自転車は、バッテリーがついている分重くなるので、なおさら注意が必要です。
最後になりますが、今回の事故被害者となられた方の、1日も早い回復を願いつつも、加害者となってしまった友人のお父様にも、1日も早く立ち直ってもらいたいと思います。