ドライブレコーダーはどのくらい役立つのか?メリットからデメリットまで解説

ドライブレコーダーはどのくらい役立つのか?メリットからデメリットまで解説

2021年1月10日 オフ 投稿者: edt

ドライブレコーダーを付ける車が近年非常に増えてきています。直接のきっかけはあおり運転の社会問題化や高齢者ドライバーが増え自分自身の身を守るという目的から取り付けられた方が多いように思います。

そんなドライブレコーダーですが、いざ裁判などの場面になった際にはどのように取り扱われるのでしょうか。今回はドライブレコーダーについて解説していきます。

 

ドライブレコーダーとは?

改めて説明するまでもありませんが、話を始める上で一応触れておきます。ドライブレコーダーとは、事故などで車両に大きな衝撃が加わった前後の画像を、時刻、位置、加速度、ウインカー操作、ブレーキ操作などの状況とともに記録する車載カメラ装置です。昨今は様々なタイプのものがあり、前方の画像だけを記録するものから、車内の様子も撮影するものや、後方も撮影できるもの、ドライブレコーダーを搭載していると気づかれないような小型のものなど、高性能化、多様化を見せています。

さらには、カーナビ機能も搭載されている多機能型、運転時の注意を促す支援型も出てきており、今後はさらなる性能の向上や多機能化が見込めるものと思われます。

なお、衝撃を受けたときだけを録画するものから常時録画するタイプのものまで様々な機種がありますが、最近は常時録画型の物も非常に安くなってきたので、事故の前後の状況を記録することができるという点で常時録画型をおすすめします。

 

ドライブレコーダーの役割

ドライブレコーダーの最大の役割はなんと言っても事故の際の状況の証拠になることです。ドライブレコーダーには実際の事故の様子が映し出されていますから、信号の状況や交差点の様子などが鮮明に記録されています。

これまではこうした信号の状況や交差点の道路状況などでそうほうの言い分が食い違うことが非常に多かったのですが、ドライブレコーダーの登場によりこうした問題は一気に解決されました。

裁判の際にももちろん強力な証拠として用いることができるため、警察もドライブレコーダーの設置を推奨しているほどです。

このほかにも車内の様子も撮影できるドライブレコーダーを設置しておくと車上荒らしなどに遭った場合にも証拠として用いることができると言ったメリットがあります。

 

ドライブレコーダーのデメリット

ドライブレコーダーの最大のデメリットは自分にとっても不利な証拠ともなってしまう可能性があることです。そのままを映し出してしまうので、自分が信号を無視していたような状況などがそのまま証拠として映し出されてしまいます。

こうした際には、まずは弁護士や司法書士にそのままドライブレコーダーの映像を見せて、どのように対応するか検討するのが良いでしょう。

自分に不利な証拠であっても専門家による知恵で被害を最小限に抑える方法も見つかる可能性があります。大事なのはドライブレコーダーに限りませんが、依頼した弁護士や司法書士には不利な証拠も含めて見せて一緒に検討することです。

後から不利な証拠が出てきてしまうと、相手方との交渉が非常に難しくなります。

 

ドライブレコーダーがあるから勝てるとも限らない!専門家に相談を

事故当時の様子を映す証拠として非常に有力なドライブレコーダーの映像ですが、これがあるからと言ってかならず裁判や交渉が有利に進むとは限りません。相手方から別な証拠が出てくるケースや、こちらが出した記録は改ざんされた物だという反論が出てくるケースもあるからです。

また、交通事故については判例や実務での集積が多く、専門家にしか分からない部分が非常に多くあります。ドライブレコーダーに有利な映像が残っている場合も不利な映像が残っている場合もまずはご相談ください。

良い結果になるよう最善を尽くさせて頂きます。