交通事故顛末書とは?どう書けば良い?

交通事故顛末書とは?どう書けば良い?

2021年5月26日 オフ 投稿者: 田中

交通事故が起こしてしまうと様々な方面へ報告や書類を提出する必要があります。こうした際に会社内で提出を求められるケースがあるのが交通事故顛末書です。今回は交通事故の加害者になったケースで提出を求められることのある交通事故顛末書について解説していきます。

交通事故顛末書とは?

交通事故顛末書というのは発生させた交通事故について会社内で上司などに報告するために用いられる文書のことをいいます。交通事故の内容などについて上司に報告することがその目的になります。そのため、交通事故証明や交通事故発生届のように社外に出す書類と異なり、あくまでも社内向けの文書になります。
社内に向けて交通事故の内容について報告することがその目的になるため、文書の性質としては仕事でミスをした場合などに報告するために作成される始末書などに近いものになります。

自分の事故以外でも作成するケースも

通常は事故を起こした本人が作成することになりますが、ケースによっては本人以外の人が作成するケースもあります。
多いのが部下が起こした交通事故について、上司が作成するようなケースです。誰が作成することになるかは会社によって異なるため、管理職など部下を持たれている方は、部下が通勤中などに交通事故を起こしたという報告を受けた場合には、必ず社内のルールを確認して交通事故顛末書を作成する必要が無いのか、また誰が作るのかといった点を確認しておきましょう。
場合によっては部下が作成していないことを理由に管理能力を問われることになりかねません。十分注意しましょう。

どのような内容を記載すれば良い?

社内文書のため、基本的には勤務先のルールに従って記載する方が良いでしょう。特に書式が無い様なケースでは、以下のような点について留意しながら記載すると良いでしょう。
①事故の概要(いつ、どこで、どのような事故が起きたのか)
②事故の原因
③責任の所在
④事故の被害の程度
⑤事故による影響
⑥再発防止策
このような点に注意しながら記載すると良いでしょう。特に会社が気にするのは、再発防止策や被害の程度です。特に勤務中であれば会社は使用者責任という責任を被害者から問われる可能性もあるため、非常に気になるポイントです。
どのような状況で起きたのか、被害者に生じた被害はどの程度のものなのかという点は詳しく書くと良いでしょう。

まとめ

交通事故顛末書についてどのように書いたら良いか分からないという方も是非ご相談ください。